地球からの恵み、伝統の桃。
今年も美味しい桃の季節がやってまいりました。桃の生産量日本一のフルーツ王国、山梨県。そのほぼ中心地の一宮町で、大北農園は約70年、桃をつくり続けています。
伝統を受け継ぎ、未来の子どもたちにつなぐ。
我々の孫、そして、その先の世代まで、安心・安全に食べて欲しいという想いから、化学肥料は使用せず、農薬も従来の1/3にまで抑えています。 桃づくりを通じて、私たちは自然の中で生かされていることを思い知らされます。自然を相手に人の手で何かを加えるということは、本来の姿から離れていくということ。除草剤は使わず、草生栽培(そうせいさいばい)を行なっているので、畑にはミミズやモグラ、微生物がたくさん住んでいます。土も元気になるから、樹木も丈夫になるという好循環が生まれているのです。自然と調和することで、伝統を守り続けています。
世界中の愛を注いだ桃。
大北農園の特徴のひとつに「WWOOF(ウーフ)」を活用していることが挙げられます。「WWOOF」とは、人と人との交流であり、「食事・宿泊場所」と「力・知識・経験」を交換するという試みです。当園では、主に海外の方を迎え入れ、ともに農作業をしています。 できる限り自然に寄り添ってつくりあげる当園の桃は、いわば、大地の恵み、地球からの恵みです。持続可能な農業を実現するという意味合いを込め、世界中の愛を桃に注ぎ、循環させたいという想いから、世界各国の人のチカラを借りています。 大北農園の桃は、伝統を守り、世界の愛情が詰まった特別な桃なのです。
大北農園について。
当園は、桃農園としては祖父の代から約70年続く農家であり、私で3代目となります。私たちは古くから養蚕や農地経営により地域に根ざした貢献をしてまいりました。当時、我が家はこの地区で「北にある大きな家」という意味合いで「おきた」と呼ばれており、これが大北農園の名前の由来であります。 戦後の農地改革により、畑の面積は少なくなりましたが、現時点でも、笛吹市一宮町金田地区では、最も広い面積で桃の栽培をしております。 この伝統を守るため、地元の小学校や保育園で、食育活動もしており、一宮町の主産業の桃栽培の歴史や栽培方法等を伝え続けています。地域の子どもたちの将来の夢No.1を「桃農家」にするのが、長い歴史を継ぐ者として私の役割、使命です。 愛するご家族や大切なご友人へ贈るものだからこそ、伝統に裏打ちされた、安心・安全の大北農園の桃をご用命いただければ幸いです。
大北農園
3代目園主 風間元規